世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

阿久根で過ごした一ヶ月 2016年2月

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免許合宿は阿久根で 

平成28年2月の18日間、
鹿児島県の阿久根市内にある自動車学校にて免許合宿をしていました。
 
「東京に住んでいながらなぜ?」と思われるかもしれませんが、
二週間と少しで教習を終えて免許を取得できる合宿はやはり魅力的な存在で、
そしてどうせ合宿に行くなら自分の行きたいところへ、と考えたとき、
思い浮かんだのは鹿児島でした。
 
幼少期を過ごした鹿児島は、やはり私の人生において大きな意味を持っていて、
いまだに醤油は甘口、食事面でも鹿児島の食品を輸入して食べています(笑)
 
県内の教習所を探したとき阿久根の他にも、市内、国分、志布志、指宿などがありましたが、その中で料金が安く、なによりイメージのよかった阿久根に決めました。
 
個人的なイメージとして北薩方面は海がきれいで魚のおいしい所という認識がありました。そのイメージは合宿中の食事にも色濃く表れます。
 
合宿では旅館(温泉付きとはいえ施設は民宿レベル)に泊まり毎朝迎えに来る送迎バスで車校に向かい、一日教習を受ける。
そういう説明を受けていましたが、
実際に行ってみると一日入っている日は半分ほどで、午前が空いていたり、夕方はなかったりする日があったので、その時に自転車を借りたり、歩いて二キロ離れた教習所から帰ったりして時間を作って遊んでいました。
 
教習は一日に実車が二時間から三時間、講義が2~4時間といった具合で、
さすがに詰まっている日は酷なものでしたが、
講義が終わってしまうと、実車だけという日が数日あり、かなり楽でした(笑)
 
最初の日から仮免試験までは十日ほど
仮免試験に合格すると早速、夕方の国道3号線に繰り出したときはもう心臓が止まりそうでしたが。
 
そんな具合で車校に行って、宿に戻って温泉に入って休むといった生活を繰り返していました。
ちなみに宿の食事すごく豪華で、三キロ太りました(笑)
写真を見るとそうでもないのですが、魚は必ず刺身と焼き魚または煮魚、
そして肉料理、小鉢といった具合で毎日必死に食べてましたね。
 
結局、2/26までこの阿久根で過ごし、無事卒業し、
3/1に県内で免許取得、今ではちゃんと車に乗れるようになっています。
 
免許合宿は早い期間で養成するため云々といわれていますが今のところ問題はないです。ちょくちょく乗っているからでしょうが。
 
その阿久根期間の写真を少しばかし載せます(^^)/
 

【2/9(火)】 番所丘公園へ

長島、天草方面を眺めて。
風車のあるところが長島です。あの有名な芋焼酎、島美人の産地です。その向こうにかすんで見えるのが天草。
阿久根は鹿児島市と長崎市への距離があまり変わらないようなところだったりします。
番所丘公園から眺める川内方面。
この岩は何やら神聖な岩だそうで、登らなくてよかった(笑)
そこの展望台から眺めていると偶然クモヤが(笑)
とっさだったので標準レンズピン甘ですが。旧国鉄カラーは田舎に似合いますねえ
 
ちなみにこの公園からは甑島も。
甑島といえば、Dr.コトーのモデルとなった医師のいる島ですよね。
幼いころ行ったことがあります。
川内港から30キロ余りなのですが船便でいかねばならないためハードルは高いです。
 

【2/10(水)】阿久根港は青かった

翌日は午前中が暇だったので阿久根港を散策
 
小さな港町です。
青空に青い海という最高の組み合わせをパシャリ
ああ海辺に来てよかったと思える一枚でした。岐阜県民は海に弱いのです。
そして阿久根駅へ
阿久根駅横にはかつての寝台特急なはが!
去年までツーリングハウス「あくねツーリングstaytion」として活用されていたようですが、採算面から閉鎖、民事再生法の適用?かなにかで今は差し押さえ中だとか。
とはいえ鹿児島本線沿いにある青い客車。何とか活用できないものか。
ちなみに側面には特急なは 西鹿児島の幕が。
そう、鹿児島の中心駅は西鹿児島だったのです、西駅....
駅舎ですが水戸岡氏のリノベーションによりきれいになり、内部にはお土産屋さんの他カフェが設けられており、百円台から軽食が食べられたり、600円ほどで焼きさば丼が食べられたりします。
壁には水戸岡トレインのイラストが飾ってあったりするこの空間を気に入ってしまい何度かお世話になりました。
 
この後車校に向かい晴れていたため、駅のお兄さんに教わったサンセットロードへ。
阿久根大島、甑島を背に沈み素敵な夕景が見えました。
堤防沿いの歩道にはいくつかのベンチが。誰もいなかったのとですですがなかなかおすすめスポットです。
 

【2/14(日)】肥薩おれんじ鉄道お散歩

この日は一日暇だったので、おれんじ鉄道のわくわくきっぷ(乗り放題2000円)を購入し、お出かけ。
まずは阿久根から三十分、出水へ。新幹線の駅舎の形が何かに似ていませんか?
そう、ここは日本有数の鶴の渡来地なのです。
 
周遊バスに乗り観察センターへ。
二階に上ってみると....ツルツル鶴!!!!
総勢一万一千羽を超える鶴が....!!!!
ここまでいると不気味なものです。
写真真ん中の道には餌がまかれておりそれに群がる鶴たち。
すると隣のおじさんが
「あそこにいるのは....」
「こっちにいるのはね出水ではね...」
といった具合に三十分ぐらいお話をしてくださいました。
全く予備知識がなかったので意外にも?興味深く観察できました(笑)
 
同行者の友達は飽きてベンチに座っているのに私はずっと観察...
 
一時間後に来る周遊バスに再び乗り込み武家屋敷へ
薩摩藩には外城制度があり、出水は肥後境のため重要な拠点であったとか。
外城とは城ではなく武家屋敷の集まったところのことで百か所以上あったらしいです。
寒いので早々に退散し出水駅から水俣へ
何かご飯を食べようとしますが、駅前を歩いても何も見つからず...
空腹のまま津奈木温泉へ
つなぎ温泉四季彩
↑太刀魚丼620円
 
温泉としては珍しくロープウェイのある温泉で上にある展望露天風呂からは九州新幹線が見えました(^^♪(三本全部N700でしたが)
 
ご飯を食べ温泉にゆっくり使った後は普通列車で八代へ
八代からは折り返し快速スーパーおれんじで出水まで。
佐敷を過ぎると車内には数人で心配になるほどの乗車率でした。
出水からは乗り換えて阿久根へ。
乗り換えの列車はくまモントレインだったのですが
車内の写真を撮っていると
「この車内は撮影してはいけないよ」と乗務員から声をかけられました。
しかし、車内には見えないところに一人乗客がいるだけ、
写真を見せ、「誰もみえませんよ、これでもダメですか」と答えると
以前トラブルがあったのだという。しかし禁止されているわけではないらしい。
それならば、こんな夜の列車で注意することもないじゃないか、
と思った。田舎の人は観光客には厳しい。
 
そんなことを思いながら日曜夜の列車は阿久根駅に到着。
 

【2/18(木)】西方で撮影&ロッテキャンプ

夕方まで空いていたので西方へ
海を眺めながらチャリで14キロくらい漕ぎました。
3号線から眺める海はきれいなもので、
アップダウンも激しくなくチャリが折り畳みだったことを除けば快適でした。
せっかく行ったのですがこの日は天気が良くなく、三本撮影し撤収。
 
2/21(日)
朝一で長島まで走った後は自由時間。
川内で行われているロッテに二軍キャンプのみがてらバスで西方へ。
この撮影地南国交通のバスでいった方が便利です(笑)
 

木曜日と打って変わったいい天気!!!
定期普通列車2本、快速と臨時列車それぞれ一本、貨物列車の合計5本を撮影しました。
いやあ一度来てみたかったところなのですが、海というのはすごく魅力的ですね。
ずっと眺めていたくなりますし、その青さにはロマンがあります。
 
撮影した後は、一緒に撮影した方に草道まで送っていただき上川内から徒歩でロッテのキャンプへ。
なんにも祭りっ気のないキャンプでした(笑)
一時間半ほどで撤収、川内の山形屋で有名な焼きそばを食し阿久根へ帰りました。
 
この後、2/26に卒業しました。
18日間の合宿、
免許を取ったのが「阿久根でよかった!」というのが正直な感想です。
美味しいご飯を毎日食べて、阿久根で過ごせたことはきっと忘れない気がします。
 

帰り道は↓

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