世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

浪人中に最果てまで行ってきた話⑧/7日目

【平成26年7月28日】
札幌からは急行はまなすのドリームカー通路側に乗車。
窓側の人が函館で降りたのだけは覚えていますが、
 
後はすべて夢の中。
起きると青森湾から上る朝日が見え、
きれいだなあ、と思っているともう終点の青森。
青森でははまなすの写真をじっくりと撮影。
寝台車と座席車の混結編成だったり、改造車があったりでとても面白い編成でした。
結局この旅で二回、昨夏に二回、計四回乗りました。
それもこのダイヤ改正で廃止になってしまい、便利な列車だったのに残念です。
 
青森では駅前の温泉に入り、
8:02発のリゾートしらかみに乗車。
発車二時間前でしたが山側ながら指定券は購入できました。
 
かなり広めのシートピッチで、
+520円で少々時間はかかりますが秋田まで快適に行けるとあり
なかなかよい列車旅になりました。
津軽三味線の演奏があったほか
途中千畳敷で十分ほど止まったときには日本海を眺めたり。
浪人生が勉強せずに東北で日本海を眺めている。
我ながらおかしい状況でした。
よく大学に受かったものです。
 
終点の秋田には13:16の到着。
同じ列車に乗っていた人と久保田城までお散歩。
資料館を見物して、その方は横手方面に向かうそうでそこでお別れ。
私は羽越本線の酒田行のためもう一時間ほどあったのでゆっくり秋田駅に戻り、
701系のロングシートで酒田へ。
 
酒田からはキハ110で新津まで。
新津からは115の長野色で長岡まで。
こんなところで転属した長野色に会えるとは思えず、
かなりうれしかった記憶があります。
長岡ではしばらく待って、最終の石打行き。
どんどん人が減っていって終点石打の到着は零時過ぎ。
 
この日は急行はまなすから石打まで一日中列車に乗っていた日で、
一日24時間で北海道から新潟県まで鈍行で来たのだから大したものです。
 
石打駅の待合室で夜を明かします。