世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

弾丸上海✈②*烏鎮*

【2016-3/20(日)】
上海二日目。
次の日の午前便で帰国するため
観光できるのはこの日のみ。
水郷古鎮と呼ばれる古い街の景色に惹かれたので
上海から二時間ほどで行ける烏鎮に行ってみることに。
 
まずは、宿で朝ごはん。肉まんのようなものとヨーグルト。
前の週には台湾に行っていたのですが、なかなか口に合わない。
日本で食べる中華料理って日本人向けにアレンジされているんですよね。
というか、日本人好みのものしか一般に知られていないんです。
だから、好みに当たりはずれがあって、何を食べるにも恐々でした。
 
その日はあいにく雨。
 

南京路を歩いていると吉野家が!中国にもあるのですね。
 
ちょっと外れたところで友達は傘を10元(200円)で買い、
南京東路駅から虹橋駅へ。10時ごろ到着。
空港のような大きい駅でした。
虹橋駅からは高速鉄道に乗って桐郷というところに向かいます。

長蛇の列だった窓口にしばらく並んで、
「今天 上海→桐乡 2人」と書いた紙を渡して購入。
渡されたきっぷは11:40発で桐郷まで50.5元(1000円ほど)でした。
 
少し時間をつぶしてから、待合所へ。
大きなコンコースの中に、それぞれホームに至る改札がある配置。
十分くらい前になると、改札を通れるようになり、ホームに向かいます。
乗り込むのは和諧号。ドイツ車ですね。
車内は普通の新幹線。
これに乗って一時間ほど中国の田舎を進みます。
やっぱり上海を離れると、社会主義的な集合住宅が増えてきました。
上海とは全く異なっていてようやく中国に来た実感がわきました。
桐郷駅に到着すると、烏鎮に向かうバスに乗り込みます。
確か5元ぐらいだったか。
 
一時間くらい満員のバスに揺られてやっと到着。そのころには13:30頃に。
 
お腹が空いたので、バスターミナルの近くにあったお店でランチ。
鴨肉と炒飯。これで一人30元ぐらいだったはず。
 
お腹も膨らましたところでいざ古鎮へ。
着いたのは観光バスもたくさん泊まっている、大きな観光地。
そう、上海でも旅行ブームが起こっていたのです。
そして入場料がなんと150元(3000円)もかかるとのこと。
中国の物価から考えるとかなり高いのですが、それでもかなりの人がいました。
どんどん豊かになっているのですね。
 
この水郷古鎮の烏鎮、東柵と西柵の二つの区域に分かれています。
東の方が規模が小さいようだったので、まずはそちらから。
中に入ると、水路を挟んで両側に家のある景色が。
教科書に載っている中国のような景色が!
きれいだね~なんて話しながら人で一杯の通路を歩きます。
この民家は土産物屋さんもあれば、カフェもあり、資料館になっていたりするので、
そういうところに入りながらゆっくり進みます。
資料館に入っても中国語はわからないのでなんとなく感じでイメージをつかみます。
前の週には台湾にいたのですが、台湾の漢字は日本の旧字体と同じなので、
形はだいたい同じなのでわかるのですが、
中国の簡体字はかなり略されているので全く分かりません。
飛行場を意味する機場なんて簡体字だと机场ですからね。訳が分かりません。
大体数百メートルの街並みは一時間もかからずに見てしまったので、
今度は少し離れた西柵まで歩きます。
連絡バスもあったのですが、一キロ程度だったので歩くことに。
 
西柵に着いたらまずは、渡し舟に乗ることに。
ほとんどが有料でしたが、西柵の入り口からは無料だったので10分くらい並んでw
中国人はどこでもあまり並ぶ文化がないようですが、ここでは並んでいました。
この船に乗って2.3分の船旅。
 
散策を再開。
眺めのいいカフェでアイスを食べたり、郵便局とかお土産屋さんを冷やかしたり。
ここの西柵はものすごい広い所で端から端まで歩くとおそらく1~2kmくらいある。
さらに何本もの通りがあるのでかなり面白いし、街並みもすぐに変わる。
 
そして暗くなってくると、街は灯りに照らされて幻想的に。
だんだんと空は暗くなってきて
この景色が見たくてここに来ました!
前調べしていたときに、SNSで見かけたこの夜景を見たかった。
 
思い通りの街並みが広がっていました。
妻籠宿や馬籠宿のようですが、ここは水路があったり、お店から光が漏れていたり。
なにより建物が日本と少し違うので、中国観がものすごく強い。
ただただ綺麗だった。
美しい中国が広がっていました。最高の眺め。
 
 
 
場所によって全く違う景色だったのよかったです。
 
19時くらいまで滞在して、すぐ烏鎮汽車站に戻るバスに。
インターネットで調べる限り最終のバスは八時前。
 
これに乗り遅れると上海に帰れなくなってしまうので、急ぎます。
汽車站(バスターミナル)についても、なんと閉まっているではありませんか!
周りの人に聞いても理解してもらえないし、タクシーにしつこく客引きされる始末。
服務中心(インフォメーションセンター)に聞いてみると、なんと英語が通じたので、
近くのホテルの前に待っていれば来る、と言われたので急いでそこへ。
 
しかし待てど待てど、来ない。
バス停には路線図が書いてあるだけで、時刻表はない。
何度かタクシーがやってきて、乗らないか、と。
そのたびに断るのですが、本当に来なくて、帰るすべがなくなったらどうしようと不安は募るばかり。
20分くらいすると、桐郷と書かれたバスがやってきたときは胸をなでおろしましたが、なんとそのバスはさっきまでいた西柵が始発w
ずっと待っていればよかった(笑) 海外だとバスが分かんなくて困りますよね。
 
一時間かからずにバスは桐郷駅へ。
このバスの中で日本語のわかる女性に日本人ですか?と話しかけられしばらく談笑。
なんでも、安曇野で働いていたようで、日本には三年くらいいたとのこと。
スカイツリーに行ったことがあったり、三浦翔平が好きだったり、日本人の僕でも知らないようなことをいろいろ聞かせてくれました。
いつかスカイツリーに入っておかねば(笑)
 
桐郷からはまた高速列車で上海虹橋へ。
今度はE2系タイプでした。長野新幹線ぶりに乗りました。
 
虹橋駅に着いたのは22時ごろ。すぐに地下鉄に乗り換えて、南京路へ。
宿に近くでハルビンビールと炒飯、チンジャオロースや小籠包とかを贅沢に食べました。本場の中華ってやっぱおいしいですね。感動しました。これで一人70元(1400円)
 
宿に戻り就寝しました。