世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

満洲旅✈③*哈爾浜氷雪大世界* 2017年2月

 
哈爾浜地下鉄の鉄路局駅からバスに乗って着いたのは、聖ソフィア教堂の前。
普通のビルが並ぶ大通りの中に広場がありそこにぽつんとあるのが、
このロシア教会。
 


中国にどうしてロシアの教会があるのか、というと、
戦前、清朝の時代には満洲はほとんど無政府状態で、清朝と条約を結び、
満洲に東清鉄道を敷設したロシアがその周辺に街をつくったためです。
この哈爾浜の街は中国ではなくロシアが建設した街で、
戦後まで多くのロシア人が居住していたようです。
 
この教会、結構立派です。
そして普通の日本人から見たらきれいだなあと思うのでしょうが、僕はロシアに行ったことがあるので、それと比べるとなんだか物足りない・・・
小さいんですよね。
ちなみに内部は建築博物館になっていて7元(100円ほど)で入れました。
博物館なので中にはもうキリスト教の絵画も何もなく…
単なる建物です。
 
歩いて中央大街へ。ここはキタイスカヤとも呼ばれていた大通りで
ロシア風の建築が並んでいます。
 
綺麗なんですが、ヨーロッパと比べると落ちるし微妙。
日本視点で行くといい観光になりそうですが、どうしても、欧州に行ったことのある人だと、う~んって思てしまいます。看板にがっつり中国語ありますしね。
 
ロシア民芸屋さんも多いんですが、かなり高価。ロシアの2倍くらいしますね。
 
泊まるのは百年老街酒店。かつて哈爾浜市庁舎だったところでした。
 
朝食付きでツインで260元。安いですね。
 
宿に入って少し休んでから出撃、
中央大街を歩きながら、バス停に向かいバスを待ちます。
街が赤く染められてます。中国のLEDって赤いものが多いので夜になるとこうなります。結構好きな景色です。
 
しばらくバスを待って、少し離れたところにある氷雪大世界を目指します。
 
20分ほどで郊外にある氷雪大世界に到着。
 
ここは氷でできたテーマパーク、世界三大雪まつりの一つに数えられるそうです。
 
入場料は330元(5000円ほど)とかなり高額。学生や哈爾浜市民は200元(3200円)
それでも高いですが、冬の哈爾浜に来ることはめったにないので。
入ると、カラフルな世界が迎えてくれます。
これらすべて氷でできているんです!すごくないですか!
 
冰の中に埋め込まれた電飾が様々な色を発して美しい世界が広がっていました。
 
 
 
 
これは素敵すぎます。行ってよかった!!
そう思いながら写真を撮ったり触ってみたり。
 
 
中国風の建物の隣にお城もありました。
 
 
 
@滑り台。上の方から雪でできた滑り台をタイヤで滑りました。
 
なんて素敵な空間なんでしょう。氷でできたこの大きな世界は。
 
そう、ここは氷でできています。
そのため、かなり寒いです。この日市街地でも氷点下10度以下でした。
この場所は地面も氷、建物も氷でできています。体感は氷点下20度くらい。
靴下を二枚履いて、ブーツで過ごしていましたが、一時間でもう足元が凍り始めました。結局2時間弱で退散。夜だとあまり長居できる場所ではないです。
昼でも入れるようですが、夜に浮かび上がるカラフルな世界は必見です。
 
市内にバスで戻って、夕ご飯を。
高そうなお店しかなかったのですが安そうなところで。
麺やきくらげの野菜炒めそして哈爾浜ビールを飲んで二人で120元。
おいしく頂けました。
 
宿に戻って寝ます。
 

 続く

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