世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

樺太(サハリン)旅②*根室→旭川→稚内*

【8/11】のお話
 
根室では5時ごろに起こしてもらい、どうやら始発列車は動くようだったので、
花咲線で釧路へ。駅では前夜の豪雨の影響で数人が駅寝。
駅としては終列車を走らせるより駅で寝てほしかったとのこと。私たちは幸運でした。
 
始発で根室を離れると、朝日を浴びた根釧台地がきれいに見えました。
車窓からは緑に包まれた大地に海。眠い目をこすりながら見た景色は素晴らしいものでした。
8時過ぎに釧路に到着。すぐホテルに戻ってお風呂へ。お金払って泊まらなかったのは初めてでしたw
 
そして、釧路ノロッコに乗るために自由席待機列に並ぶ。
本当は前日に乗る予定が運休になって指定席も払い戻しだったんですよね。
無事座れて、和商市場で勝手丼を。
それを列車に持ち込み食べることに(笑)
釧路湿原ノロッコは釧路を出て釧路湿原に沿って走っていきます。
どんなにきれいな景色が待っているんだろうと思っていましたが、思いのほか期待外れ。
前の日に見た、花咲線からの湿原のほうがきれいでしたw
 
 
終点の塘路で折り返して釧路へ。帰路は普通座席に乗りました。
釧路からは普通列車で帯広まで。
しかしながら、またまた大雨で抑止。
幕別からタクシー代行となり帯広に到着。
 
乗り継ぐ予定だった快速狩勝もいつ出発するかわからず・・・
駅中で豚丼の夕ご飯。
 
結局一時間半程度遅れて帯広を出発。
けれどまた今度は富良野で運転打ち切り。
ジャンボタクシーで旭川まで代行運転。
 
終点旭川には23時前の到着。ホテルで一泊します。
 
【2015-8/12】
旭川では宿で5時ごろ起きて始発列車に乗るべく駅へ。
6:05発の稚内行に乗り込みます。
直前だったので車内は旅行者で一杯・・・でしたが何とかクロスシートを一つ確保。
始発列車でもこれを逃すと5時間ほどないのでかなりの人出。
稚内から宗谷本線を着々と北上。ほぼ各駅に止まりながら音威子府には9時前の到着。
残念ながら駅そばはやっていませんでしたが30分弱の停車時間を利用してお散歩。
そして列車は旭川から6時間かけて稚内に到着。
直前ではサロベツ原野が美しく・・・
一年ぶり2度目の訪問ですが、やはり最果て直前のあの景色はいいものです。
東京から三日半かけて日本最北端に到達。もうここから先に鉄路は伸びていません。
 
そして防波堤ドームを少し見物。

前年の夏、実はここで一夜を明かしています。
寝袋だけでテントもなしの強行野宿でロシア人に襲われないかびくびくしていたものです。(笑)

@看板にはロシア語表記が。国境が近いことが感ぜられます。
 
宿に荷物を預けて宗谷岬へ。
まずは郵便局に行き、その後宗谷岬てっぺんドームというところに。
東京から三日近くかけて日本の最北にやってきたと思うと感慨深いものがありました。
これより北は日本の施政権下の及ばない樺太なのです。
去年の同じ時期に恵那からはるばる最果てまで来たことが懐かしく思えます。よく来たものです。
そして、バスの時間が迫っていたので走って記念碑まで

すぐにバスに乗り稚内市街へ。
 
宿に入り少し休憩して、今度はノシャップ岬へ。
@次の日乗る航路の広告(2015年度で廃止、現在は別の船が就航中)
途中でエゾジカに出会ったり(笑)
こんな素敵な眺めが!
 
岬に到着。
綺麗な夕日は見えませんでしたが、すてきな黄昏時を過ごせました。
 
街にバスで戻って夕食はロシア料理
明日からロシアに行くことになりますが、長旅を過ごした友達と最後の晩餐。一年ぶりでしたがおいしかったです。決して日本人向けにこびているわけでもない味でした。
 
お腹の一杯になったところで宿に戻って明日に備え就寝。
 
続く