世界地図を読みながら

地球を動き回ってないと落ち着かない日常

浪人中に最果てまで行ってきた話⑦/6日目

しばらく年月が経っているのでテイストが異なると思いますが、
大学二年生になった今振り返る、浪人時代の旅日記です。
【平成26年7月27日】
昨夜は宗谷岬で知り合ったおじさんとともに知床ウトロまでやってきて
居酒屋でおいしいお魚をごちそうになり、貸していただいたテントでぐっすり寝たところ。
起きると、曇り空なものの夏らしいウトロの港が見えました。
この日は11時過ぎの列車に乗るまで時間があったので
カムイワッカの滝まで車で向かいました。
車で行ける東端がカムイワッカだったのです。
途中の道は舗装からダートになったり、
エゾジカやキタキツネがいたり。
北海道に行ったことがなかった私にはかなり驚くものでした。
カムイワッカの滝は温水の滝で滑りそうになりながら
真ん中で写真を撮った記憶があります。
そこから見る知床の山は、とりわけ美しいわけではないですが、
霧に包まれながらの朝はすてきなものでした。
その後、ビジターセンターで資料を眺めたりし、
11:22の列車に間に合うように知床斜里駅まで送っていただきました。
このおじさんとの出会いは今でも覚えているほど大きなもので、
車の中で、「人生は49対51で好きなことが勝てばいいんだよ」
と言われたことを今でも覚えていて、浪人時代の糧となっていました。
知床斜里でおじさんとは別れ、快速しれとこで網走まで。
網走からは石北本線の普通列車で遠軽まで。
遠軽で同じ車両の旭川行に乗り換え、四時間ほど乗車。
途中上白滝と上川の間が一時間以上あって、時刻表を読み間違えたのかと、
いつまでたっても着かない上川駅に驚いていました。
途中の上越信号場では気温がかなり低く、
夏なのに10数度で寒かったことを覚えています。
上川ではかなり止まったので駅前の商店で買い物をし、
旭川についたのは20:05.
旭川からは特急スーパー宗谷で札幌に。
札幌からはすぐにはまなすに接続し、青森に向かいます。